令和元年の京都アニメーション放火殺人事件で、殺人などの罪に問われた青葉真司被告(45)は7日、京都地裁で開かれた裁判員裁判の第3回公判で被告人質問に臨んだ。
火災で自らも大やけどを負い、何度も手術を経た青葉被告はこの日も車いすで出廷。現在の体調について弁護人に問われ、「自分で立って歩くことはできないと思います」などと答えた。
弁護側の問いから始まった被告人質問では、まず事件直後の状況が確認された。前回公判で検察側が証拠として提出した事件直後の青葉被告と警察官とのやりとり動画の中で、青葉被告はなぜ放火したかを問う警察官に「お前ら全部知ってんだろ」と何度も発言。
この「『お前ら』とはだれですか」と弁護人に聞かれ、青葉被告は「警察の公安部です」と大きな口調ではっきりと答えた。青葉被告は事件前から「警察の公安」に監視されているという妄想にとらわれており、事件直後も「公安」の意識があったという趣旨の供述とみられる。
体調面については、重いものを持つのは「難しい」としつつ、自分の腕を使って車いすから腰を浮かすことはできるとした。「汗をかきますか」との質問には「(やけどやその後の移植出術を経て)汗腺をほとんど取っ払ったので、頭と胸以外は汗をかけない」と述べた。

引用元: ・青葉真司「歩けません。重いものを持てません。汗腺を取って汗をかけません。無罪です」 [329591784]
コメント