愛知・東郷町の認定こども園「太陽わごうこども園」。
園側が保護者に説明した音声を「イット!」が独自入手。
1歳児を担当する保育士4人が、園児の人格を否定する発言を繰り返すなど、心理的な虐待ともいえる発言があったことがわかった。
8月、保護者がクラス内での発言を録音した音声を、東郷町に提供したことで問題が発覚。
こども園の聞き取り調査で事実が確認された。
週末に行われた保護者説明会では、こども園側が暴言があったことを認め、保育士らの具体的な発言内容を説明した。
こども園側(保護者会音声)「具体的なお子さまの名前に続けて、『嫌われ者はここ』とか、『本当にこの子嫌だ』とか、『ほんと腹立つこの子』とか、『ああ本当に嫌、どいつもこいつも』など。保育の専門職としてふさわしくない言葉を言ったことになります」
こども園は4月に開園したばかり。
25人の1歳児クラスを担当していた5人の保育士のうち、4人が「嫌われ者はここ」などと人格を否定する発言や、「もうご飯なし」、「頭ぎゅんするよ」など脅迫的な発言を繰り返していたという。
こども園にわが子を通わせている保護者「(保育士はどんな方?)みんな怒ってるっていう感じで、不安を抱えている。なんか子どもの命が危ないんじゃないかなみたいな感じで」
暴言を繰り返した4人と、この状況を知りながら放置した1人の合わせて5人の保育士は、すでに自主退職。
こうしたことから、保護者説明会でこども園側は「今回関わった保育士らは全員辞職をしたため、これ以上、真相解明に協力を求めることは一層困難であるという事情もごさいます。当法人として、不適切保育の疑いのある発言の内容についての解明をすべて終えることといたします。異論もごさいましょうが、これにてご容赦をいただきたいと思います」と、これ以上の真相解明を終了したいと発言。
すると…。
保護者「実際に被害に遭った子どもたちへの気持ちが何もない。こちらも不信感というか隠蔽(いんぺい)してるんじゃないかとか」
質疑応答では、保護者から怒りの声が次々と上がり、園側が説明会の終了を告げると…。
こども園側「保護者の皆さまにもですね、ぜひ少しずつ温かい目で見ていただければ」
保護者「見れませんよ! この時間で終わりって言われて、不満抱えてるのに温かい目で見てくれなんて、できるわけないでしょう」
説明会に参加した保護者「保護者会に関しては包み隠される感じで、全然親が納得するようなことが話としてなかったので、それが不信感になって」
母親からは、最近、子どもの様子に変化が起きたと不安を訴える声も上がっている。
こども園にわが子を通わせる保護者「朝(こども園に)行くと、泣いちゃうことが増えてしまっていて、正直、引き離すというか、そういう状況で登園してもらっています」
取材に対し、運営する法人の理事長は、「開園したばかりで職員への指導・教育ができていなかった」とコメント。
東郷町は今後、こども園に対する指導などを検討している。

引用元: ・【独自】保育士が園児に“言葉の虐待” 「この子嫌だ」「ご飯なし」暴言 [どどん★]
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