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公開:24/01/02 06:00 更新:24/01/02 06:00
EXILE、CHEMISTRY、平井堅ら人気アーティストを多く手掛けてきた音楽プロデューサー松尾潔。日刊ゲンダイ連載コラム「松尾潔のメロウな木曜日」でもおなじみの彼が20代の若き日に遭遇し、ブレーンとして華々しいデビューに関わったのが、平成を駆け抜けたダンス&ボーカルグループ「SPEED」だった。ご存じ、新垣仁絵、上原多香子、今井絵理子、島袋寛子の4人は沖縄出身で、1996年のデビュー当時の平均年齢は13.5歳。メンバーはまだ小・中学生だった。今では40歳の淑女になり、参議院議員として活躍する今井絵理子センセイだが、当時は松尾の方が今井に宿題を教える「先生」だった⁉ 25年ぶりに再会を果たした2人が、40年超の歴史を誇る東京・新宿の文壇バー「風花」で縦横無尽に語り合った。
◇ ◇ ◇
今井「松尾さん、お久しぶりです。変わりませんね!」
松尾「いや、もう55歳だよ。昔のようにエリちゃんと呼ばせていただくけど、知り合った頃はまだ僕も20代。当時の僕の年齢をとっくに追い越してしまったんだね。会うのは98年以来だから25年ぶりになるのか」
今井「ホントにあっという間です」
松尾「SPEEDが3年半の活動で解散(2000年3月31日)してからのエリちゃんの人生は波瀾万丈で、『24時間テレビ』に出てるのを見て、えー、そんなことになってんの!? と驚いたり。と思ったら今度は国会議員になってるし(笑)」
「私、歌と政治は似てると思うんです」(今井)
■「フェア(公正)かアンフェア(不正)か」(松尾潔)
松尾「政治の世界だけじゃなくて、国でも学校でも芸能界でも事情は同じと思うんだ。国によって法律は違うし、学校だと校則が違うし、芸能界だと事務所によってルールがあって、それに従ってみんな行動するわけじゃない。でも、その国、学校、芸能事務所では正しくても、よそへいけば正しくないことって実際たくさんあるから、ジャッジはほんと難しい。だからライト(正しい)かロング(正しくない)かよりも、フェア(公正)かアンフェア(不正)かで考えたほうがまだ精度が高いと経験的に感じてる。で、アンフェアなことはやっちゃダメ。それが結果として高確率でライトに着地するのでは。その見極めは大事だよね」
今井「そうですね。常に自分の軸の中で見極められるようにと努力しています。私の事務所では、一回一回確認してやっていこう、という意識を秘書みんなで共有しています。ルールをしっかり守り、丁寧に対応していこうと。時代は令和になり、これまでの政治のやり方、在り方が問われていると感じています。秘書もチームの一員ですから、仮に秘書がミスしたとしても、事務所を率いている私に責任がありますから」
松尾「監督責任の実行ってことかな」
今井「私は子どもたちに夢を与えられるような世の中にしていきたいと思っているんです。子どもが大人になって有権者になったとき、『なんだ、政治なんて汚いだけだ』と思われないように」
松尾「頼もしいな。ほんとだよね」
今井「私、歌と政治は似ていると思うんです。歌は歌詞とメロディーが根幹にあって、政治は言葉と政策がある。たとえば、失恋の歌でも最後は『明日に向かってがんばろう』と歌うように、政治家として発する言葉も政策も、どんな困難があっても、最後には希望をちゃんと届けていきたいんです」
松尾「いいこと言うねえ。エリちゃん、大人になったなあ……。そこは僕も同感。ポップミュージックは大衆や弱者の憩いであるべきだし、そこに道筋をつけるのが政治だと思うから。救いのないほど悲しい失恋ソングでも、とことん落ち込むことで、気持ちをリセットできるのが歌の力。政治も弱者に寄り添い、希望に導くものであってほしい」
今井「音楽をやっていた私だからこその思いかもしれないですけど、忘れずにやっていきたいですね」
松尾「これからもずっと政治家を続けようと思ってるの?」
(略)
※全文はソースで。
引用元: ・松尾潔×今井絵理子 SPEED時代から25年ぶりに再会! 縦横無尽に語り合った [少考さん★]
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