3日、バンコク・ポストなど現地メディアによると、タイ中央青少年家庭裁判所は昨年10月3日、バンコク市内のショッピングモール「サイアム・パラゴン」で銃を乱射した疑いで逮捕され、拘禁状態だった14歳の少年A君の釈放を決めた。青少年観察所での90日間の拘禁期間が満了したことによるものだ。
現行法によると、15歳未満は罪を犯しても刑罰を受けずに釈放される。
A君はオンラインで購入した不法改造銃器をショッピングモールで乱射し、中国人観光客など3人が死亡し、4人が大けがをした。
現地の医療スタッフによって精神疾患の診断を受けたA君は、逮捕後、国が運営する精神病院に留まってきた。A君は容疑を正確に理解できず、自分の感情を統制したり、コミュニケーションを取ったりするのに問題を抱えているという。
裁判所の決定が伝えられると、精神異常のある銃乱射犯の釈放に対する懸念が殺到した。青少年犯罪が増えている中、多数が処罰を免れているという指摘も出た。
これを受け、当局は、家族の同意を得て引き続き国家機関でA君が精神治療を受けるようにした。さらに警察は、刑事責任を負う最低年齢を従来の15歳から12歳に下げる案を検討することにした。
引用元: ・【裁判】14歳少年、有名ショッピングモールで銃乱射して多数殺害→釈放…バンコク
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