ロッテの佐々木朗希(22)が昨年末、球団にポスティングによるメジャー挑戦を直訴したとされる問題。複数のメディアは、早ければ今オフにも移籍が実現する可能性を指摘している。
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高坂俊介球団社長(41)は去る4日、「きょうは私の立場ではコメントを差し控えたい」としたうえで、「以前から話している通り、活躍した選手がメジャー挑戦することについては、球団として後押ししたいという考え方は変わっていない」と一定の理解を示した。当の佐々木は年が明けた今も契約更改をしておらず、この件に関しては公の場でコメントをしていない。
2022年には史上最年少での完全試合を達成するなど、その能力の高さは明らかだが、まだプロ4年目を終えたばかりで、実働は3年、通算成績は19勝10敗。年間を通してローテを守ったことが一度もない。
自身もメジャー経験がある吉井理人監督(58)も、「入団時から、いずれはメジャーに行きたいとは聞いている。自分だったら球団に、もうちょっと恩返ししてからでないとダメかなと思ったりもする」と発言。「時期尚早」との指摘が少なくないのも事実だ。
某球団のフロント関係者がこう言う。
「佐々木がメジャーで成功することは間違いない。あのダルビッシュも、『真っすぐとフォークを投げておけば大丈夫』と太鼓判を押している。週刊文春は佐々木とロッテとの間にメジャー挑戦に関する『密約』の存在が囁かれていると報じましたが、ロッテはこれまで佐々木の将来的なメジャー挑戦を理解しながら、故障防止を最優先に考え、無理をさせることなくじっくりと育ててきた。
そんな佐々木が最短で6年後の2030年の海外FA権取得を大幅に前倒しして海を渡れば大損です。プロ5年目の今オフにメジャー挑戦を容認すれば、『25歳ルール』によってマイナー契約となり、譲渡金を得られないばかりか、戦力構想やドラフト構想を練り直す必要も生じます」
■アマ球界に影響甚大か
ドジャースの大谷翔平(29)は日本ハムに5年間在籍し、エンゼルスへ移籍した。とはいえ、大谷の場合は、16年にエース兼主軸としてチームのリーグ優勝、日本一に貢献するなど、一定の結果を残した上で、海を渡った。
アマ球界に与える影響も小さくなさそうだ。
「大谷ら日本人メジャーの活躍、WBCなどでの日本代表としてのプレーを通じて、プロはもとよりアマでもメジャー志向が高まっている。そこにきて佐々木のように、日本での実績がないうちからメジャー行きを直訴をし、これが容認される流れができれば、喜ぶのはメジャーだけです。入団交渉時に5年程度でポスティング移籍を認めるよう、要求するアマ選手が出てきても不思議ではない。これを認めない球団は入団拒否を突きつけられるかもしれません。ロッテ以外の11球団にとっても、対岸の火事ではありません」(同)
今オフ、佐々木のメジャー移籍が認められるようなら、NPBの「メジャー予備軍の出荷工場化」が加速するかもしれない。
1/8(月) 20:12 日刊ゲンダイ
https://news.yahoo.co.jp/articles/6efad6c65687990e9bdac5858d13fb5b34cb89f5
引用元: ・【野球】プロ野球がメジャーの「出荷工場」に…佐々木朗希の“野望”で拍車かかりNPB戦々恐々 [Egg★]
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