●ローマ五輪「銀」山中選手も泳ぐ
プールがある景勝地・鴨ケ浦につながる道路は東西側とも土砂崩れでふさがっていた。土砂を避けて岩場を歩くこと15分、プールに水はなく、縦25メートル、幅13メートルのプールは大きく感じた。縁のコンクリートは損傷、周辺の岩礁も広い範囲で隆起していた。
東大地震研究所によると、周辺では海岸が1・4~2・2メートル隆起したとみられ、海からプールに海水を取り入れることができなくなった。
鳳至町の50代男性は鴨ケ浦に置いたままの親類の車を確認するため、プール近くまで歩いてきた。男性は「ここまで景色が変わっとるとは思わんかった」と落胆した。
プールは1935(昭和10)年ごろ、「海魚観賞用の水槽」として造られた。戦後になって、水泳の練習用に使うため、49年と55年ごろの2度、改修工事を行った。
輪島は山中さんをはじめ、水泳で五輪選手3人を輩出している。プールは山中さんに続く選手誕生を願い、競泳に欠かせないターンの技術を磨くために設置された。2017年に亡くなった山中さんは生前、北國新聞社の取材に対し「輪島を離れた後、何かの催しに呼ばれて一度だけ泳いだ記憶がある」と答えており、水泳王国の原点ともいえる場所だった。
●文化財調査進まず
塩水プールは2018(平成30)年5月に国登録有形文化財になった。輪島市教委文化課は被災者対応を優先して、文化財調査ができず、被害の全容を把握できていない。塩水プールのほかにも傷ついた輪島の宝があるといえそうで、心配でならない。
2024/1/21 05:00
北國新聞
https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/1295717
https://hokkoku.ismcdn.jp/mwimgs/8/6/600wm/img_86ce9254a87e5cf31247006818676b0b263796.jpg
引用元: ・【能登地震】塩水プール水消える 水泳・輪島の象徴 海岸隆起で海と断絶 [征夷大将軍★]
アレって今無いらしいね
目を洗う上向きの蛇口も
もっと海岸沿いに移動したとこに作り直したらいいだけだろ
コメント