激安スーパーのタイムセール、コスパのいい食材を使ったお手軽な時短料理、コストコや業務スーパーの最強利用術、行列のできるワンコインランチの店、利益度外視のデカ盛りグルメ、そして節約テク…。
「国民の知る権利」に応えているのだ、という言い訳が聞こえてきそうだが、あまりにも「安さ」「コスパ」「節約」に偏っていないか。
こんなテレビをピュアな人々が毎日見ていたら、高いものを買って、高いメシを食って、無駄遣いをすることに罪悪感が芽生えてくるのは間違いない。
テレビ番組制作側として、楽しいものを流したい、数字の取れるものを扱いたいという気持ちはよくわかる。しかし、過度にそちらに偏ってしまうことは結果として視聴者をそちらへ誘導することになり、社会のムードをミスリードさせる。人は「楽しい」ものに弱いし、同調圧力が生まれやすいからだ。
戦時中、なぜあんなに「貯金」に夢中だったのかというと、軍が怖いとか、命令されて無理矢理ということもあるが、先の見えない不安の時代で、「日本人みんなで同じことをやっていれば心強いし、一体感もあるので楽しい」ということも大きい。
節約やコスパ志向もどこか同じ匂いがする。生活が苦しいのなら本来は収入をアップさせなくてはいけない。雇用主への給料アップはもちろん、世界各国でやっているように、物価上昇に伴う最低賃金の引き上げを国民から求めていかなければいけない。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/f04d932ef8815da276cce312a738492ce078e823?page=1
引用元: ・【経済】テレビが「節約」をエンタメ化→日本経済がますます低迷…「節約」「激安」コンテンツは面白いが悪影響
おかげで政治家はやりたい放題
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