[29日 ロイター] – 米連邦捜査局(FBI)が29日発表した報告で、米国の憎悪犯罪の1割が学校で起きていることが分かった。幼稚園から大学までの場で発生しており、最も多いのが黒人の被害、次いでユダヤ人、LGBTQ(性的少数者)となっている。
2018─22年の統計を集計したところ、発生頻度は高い順に、住宅内、路上、学校となった。ただ、21/22年度は新型コロナウイルス禍で大半の学校が何カ月も休校している。
FBIによると、米国では近年憎悪犯罪が顕著に増加しており、報告された事案だけでも18年の8500件前後から22年には過去最大の1万3300件超となった。
特に学校での発生は700件から1336件とほぼ2倍に大幅増加し、全体の10%を占めた。その約3分の2が幼稚園から中学で起きているという。
人権団体などによると、昨年10月にパレスチナ自治区ガザでの戦闘が始まってからは、反ユダヤと反イスラムの事案が全米で急増している。
専門家らは、憎悪犯罪は多くの被害者が報復を恐れて警察に届けないなどの理由から、通常は統計が実数より少なくなると分析している。
引用元: ・米の憎悪犯罪、1割が学校で発生 22年は過去最多=FBI [首都圏の虎★]
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