オンライン詐欺組織「四大家族」の幹部ら10人を中国へ送還 ミャンマー国軍が圧力に屈した形
【バンコク=藤川大樹、北京=新貝憲弘】ミャンマー国軍は30日、中国雲南省と国境を接する北東部シャン州を拠点に活動していたオンライン詐欺組織の幹部ら10人を中国に送還した。国軍は10人をかくまっていたとみられるが、中国の圧力に屈した形だ。
中国中央テレビやミャンマーからの情報によると、中国は昨年12月10日、シャン州コーカン自治区の「四大家族」と呼ばれる詐欺組織の幹部ら10人を指名手配した。この中には国軍に近い自治区元主席の白所成(はくしょせい)氏らが含まれていた。四大家族は親軍派の民兵組織を持ち、一部は国軍の庇護(ひご)を受けていたとされる。10人は警察当局間で引き渡され、30日夜に雲南省昆明の空港に到着したという。
シャン州では昨年10月、三つの武装勢力が軍事政権の打倒と詐欺組織の一掃を掲げ、国軍への大規模攻撃「1027作戦」を開始。詐欺被害の拡大に頭を抱えていた中国政府は、この動きを黙認したとされる。
苦戦する国軍のミンアウンフライン総司令官は昨年12月、武装勢力側との対話に言及。両者は1月11日、中国の仲介により一時停戦で合意した。一方で中国は、四大家族の幹部らの引き渡しを求めていた。
中国メディアはこれまでに詐欺組織の容疑者4万4000人が中国に引き渡され、35億元(約700億円)の資金を押さえるなど成果を強調。昨年8月以降の詐欺案件は3割近く減少したという。
引用元: ・巨大詐欺集団「四代家族」、ミャンマー国軍が中国に送還。4万4000人引渡され、700億円押収 [271912485]
町一個分全員詐欺師かよw
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