一方で“もうひとつの王者”が今大会で首位から陥落した。厚底シューズを投入して、箱根駅伝のブランド別シューズシェア率で2018年大会からトップを独走してきたナイキだ。
一強時代から戦国時代へ
2021年大会で驚異の95.7%(210人中201人)に到達したが、他社もカーボンプレート搭載シューズを続々と開発。近年はシェア率が下降していた。
前回の2024年大会(記念大会で230人が出場)はナイキが42.6%(98人)でトップを守るも、アシックスが24.8%(57人)まで上昇。アディダスも18.3%(42人)と前年を上回った。さらにプーマが8.7%(20人)と大躍進している。他にもミズノ(5人)、オン(3人)、ホカ(2人)、ニューバランス(1人)、アンダーアーマー(1人)、ブルックス(1人)がいて、過去最多となる10ブランドが新春の舞台を駆け抜けた(※データはアルペングループ調べ)。
今大会(210人が出場)はというと以下の通りになる(※アルペングループ調べ)。
(1)アディダス36.2%(76人)
(2)アシックス25.7%(54人)
(3)ナイキ23.3%(49人)
(4)プーマ11.9%(25人)
(5)オン1.4%(3人)
(6)ミズノ0.5%(1人)
(6)ニューバランス0.5%(1人)
(6)ブルックス0.5%(1人)
(略)
アディダスの8万円超えスーパーシューズ
王者・ナイキから首位を奪ったのがアディダスだ。前年の18.3%から倍増となる36.2%と大躍進。前回大会で快走した青学大コンビの影響が大きかった。
100回大会、花の2区で区間賞を獲得した黒田朝日と3区で日本人最高記録を叩き出した太田蒼生だ。ふたりが8万2500円(税込)のスーパーシューズ「アディゼロ アディオス Pro EVO 1」(以下EVO 1)で爆走したからだ。
EVO 1はウォーミングアップなどを含めてフルマラソン1回分に最大のパフォーマンスを発揮できるように設計されたモデル。最大の特徴は従来のレース用シューズより40%軽い片足138g(27.0cm)という軽さにある。
前回大会の後、太田は、「抜群に軽さが違っていて、履いていても、シューズが気にならないくらいに軽いんです。僕はなかなかすごいペースで入ったんですけど、後半に何回も仕掛けることができた。脚に余力があったのは、シューズのおかげでもあるのかなと思います」とシューズのインパクトを語っている。
引用元: ・【箱根駅伝】「シューズ勢力図」今大会“最速”はアディダス「EVO 1」 片足138g、フルマラソン1回分に最大パフォーマンス [ネギうどん★]
月星は?
アマチュアの大会なのに
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