【大阪】行政書士が「一人一殺計画」脅迫文送った疑い　ボウリング大会中止に

ボウリング場に脅迫文を送り、大阪府行政書士会が開催するボウリング大会を中止させたとして、大阪府警は17日、行政書士の石塚洋容疑者（52）=大阪市中央区内本町1丁目=を威力業務妨害の疑いで逮捕したと発表した。これ以前にも複数の行政書士に計約50通の脅迫文が届いていたといい、府警が関連を調べている。

捜査1課によると、逮捕容疑は昨年9月、同区内のボウリング場に、行政書士会が開催を予定するボウリング大会について「安全に挙行出来るか保障はない」「一人一殺計画」などと記した脅迫文と、カッターナイフの替え刃2枚を郵送。大会を中止させて業務を妨害したというもの。容疑を認めているという。

脅迫文は静岡県内で投函（とうかん）され、消印は9月8日だった。石塚容疑者が所有する車の走行履歴から、同時期に静岡県内に移動していることが確認されたという。

2021年から昨年9月まで、同会に所属している複数の行政書士に「貴殿の行動は目に余る。自決せよ」などと書かれた計約50通の脅迫文が届いていたという。送付は21年4月にあった同会の会長選の直後から始まっており、会長選で落選した候補を応援していた石塚容疑者の関与の疑いが浮上したという。