9/22(月) 12:30 ギズモード・ジャパン(中川真知子)
https://news.yahoo.co.jp/articles/10936b4ff9119b4b8429ae1312f91802c342867e
ついに来たか、というニュースです。
OpenAIが初めて商業用の長編アニメ映画制作に深く関与することが明らかになりました。
タイトルは『Critterz(クリッターズ)』。深い森の奥にひっそりと佇む村に、謎の来訪者がやってきて調和が乱されてしまい、森の住民たちは旅に出ることになる──という物語です。
来年のカンヌ国際映画祭での完成披露を目指し、制作期間はたったの9ヶ月。しかも、30人規模のチームで3000万ドル以下の予算というから、長編アニメーションとしては、ほぼ前代未聞の規模なんです。
アニメーション業界、崩壊するんじゃ…。
■きっかけは1人のスケッチから
制作を手がけるのは、Vertigo FilmsとNative Foreignというプロダクション。OpenAIの技術を活用し、手描きのキャラクター画を生成AIに読み込ませて3Dモデル化した後、俳優が声を当てるというプロセスを想定しているそう。
プロジェクトの中心人物は、OpenAIのクリエイティブ・スペシャリストのチャド・ネルソン氏。 もともとはDALL-E(ダリ)で短編アニメを作るためにキャラクターをスケッチしていた一個人のクリエイターでしたが、その短編が評価され、OpenAIに雇用された後、今作の長編プロジェクトに発展しました。
彼はWall Street Journalの取材に対して、次のように語っています。
OpenAIのツールが“何をできるか”を語るよりも、それを“実際に誰かがやってみせる”ことの方がずっと力があります。
まさに、ツールを語るより「ツールで作品を作る」ことこそが、最強のプレゼンテーションだというわけです。 OpenAIの広報も、この映画を「創造性と探求の精神を体現する好例」としています。
■アーティストにとっては脅威? それとも新たな時代の始まり?
脚本は、『パディントン 消えた黄金郷の秘密』の制作チームの一部が担当。AIは主にアニメーション制作の効率化に使われる見込みです。 つまり、これまで人間のアニメーターが何ヶ月もかけていた繊細で膨大な作業(モデリング、レンダリング、アニメ付けなど)をAIが一部肩代わりし、映画の生産コストを大幅に削減するという構図ですね。
アイデアはあるけれど形にする予算も期間もないクリエイターやスタジオにとっては、AIはいいツールになるでしょう。 埋もれていた才能を発掘しやすくなると思います。
一方で、アーティストの雇用という点では手放しで喜べるニュースとは言い難いでしょう。それに、ただでさえコンテンツが氾濫しすぎ見る気も起きない状態なのに、これ以上増えても嬉しくないかも……。
(※以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。)
Source: THE WALL STREET JOURNAL
●匚尺丨ㄒㄒ乇尺乙 — An animated short created with AI
https://www.youtube.com/watch?v=-qdx6VBJHBU
引用元: ・【映画】OpenAIが映画業界に本格参戦。制作期間はなんと9ヶ月 [湛然★]
周回遅れだな
周回遅れだな
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