トランペルドールにとって収容所暮らしは大きな転機だったのだろう。予想外に「自由」が認められ、収容所に学校や図書館などを作ることに奔走した。明治天皇に拝謁し、義手を賜る栄誉も受けた。ロシアではユダヤ人だからと差別を受けていた。日本で受けた厚遇は、さぞ彼我の差を感じさせたに違いない。
日本という小さな国が大国ロシアに勝てたのはなぜか。トランペルドールが考えたのは日本人の精神世界だったという。勤勉で規律を重んじる国民性、さらには愛国心や尚武の心、公に尽くす精神などである。
トランペルドールはその後、パレスチナに渡ってユダヤ人民兵組織の結成に力を尽くした。それがイスラエル建国の原動力になったとされる。
志半ばにトランペルドールはレバノン国境近くでアラブ武装集団の銃弾に倒れた。最期に言い残した「国のために死ぬほどの名誉はない」との言葉は、かつて日本兵から学んだものだったと伝わる。遺品には「新生ユダヤ国家は日本的な国家とすべきだ」との趣旨の書き込みもあったという。
古来の武士道精神や明治人の気骨、魂がユダヤに伝わり、イスラエル建国につながったことは両国で語り継ぐべき大切な歴史だ。
ユダヤ研究の碩学(せきがく)、明治学院大学の丸山直起名誉教授によると、トランペルドールと日本精神について日本に最初に伝えたのは、イスラエルにおける日本研究の開祖とされる重鎮、ヘブライ大学のメロン・メッツィーニ名誉教授である。
産経新聞 2025/9/23 15:00
https://www.sankei.com/article/20250923-IJDQAHRJANOXPIMJJLTJT22FPA/
引用元: ・【産経新聞】イスラエル建国と日本精神 [おっさん友の会★]
しかと日本の精神が息づいているw
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