記事投稿日:2025/11/19 18:15 最終更新日:2025/11/19 18:15
『女性自身』編集部
11月19日、東京・上野にある、日本最古の博物館である東京国立博物館(以下、東博)が波紋を呼んでいた新プロジェクト「TOHAKU OPEN PARK PROJECT」について、改めて見解を発表した。
10日の発表で、同プロジェクトは《誰もが快適に利用できる開かれた博物館を実現するために、本館の前庭にある大きな池を、オープンで心地よい憩いの芝生エリアに生まれ変わらせるもの》で、’24年度に策定した「東京国立博物館 2038 ビジョン」の実現に向けた《施設面における記念すべき最初のプロジェクトとなる》と説明されていた。
公開されたリニューアル後のイメージ図では、現在の前庭の池が芝生に埋め立てられ、そこに集い、憩う人々の姿があった。
また、《新しくなった前庭を活用して、コンサートやビアガーデンなど様々なイベントを開催することで、新たな東京国立博物館の魅力を発信していきます》など、新規ターゲット層を広げる目的もあるようで、’27年3月の完成を目指して改修工事を実施するという。
都立上野恩賜公園、通称“上野公園”内にある東博の本館は、1938年(昭和13年)に開館。洋風のコンクリート建築に和風の瓦屋根をのせた「帝冠様式」の代表的建築で、2001年に重要文化財に指定されている歴史ある建造物だ。
東博といえば、今年10月24日に所蔵する歴史文書の保存などのために寄付を募って話題となったばかり。国からの十分な予算がなく苦しい環境の中、発表された「TOHAKU OPEN PARK PROJECT」に理解を示しつつも、東博を象徴する一つである前庭を埋め立てて、歴史的景観が損なわれることに対して、Xでは《センスがない》《やめてほしい》などと、抵抗を示す声が続出した。
https://jisin.jp/domestic/2538170/
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引用元: ・【東京】 「維持管理が困難な状況」東京国立博物館 大不評招いた名勝池の埋め立て計画の“真意”を説明…元の池に戻せるよう設計も
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