[東京 17日 ロイター] – 岸田文雄首相は17日の政府与党連絡会議で「足元の物価高から国民生活を守り、物価上昇を上回る賃上げを必ず達成しなければならない」と強調し、経済界や労働団体の代表者と意見交換する「政労使会議」を開催する方向で調整していることを明らかにした。昨年11月に続き、この3カ月で2度目となる。
岸田首相は「官民が連携して賃金が上がり可処分所得が増えるという状況を今年夏には確実に作り、国民の実感を積み重ねることで社会全体の意識を変えていく」と語った。
岸田首相に続いてあいさつした公明党の山口那津男代表は、自民党の政治資金問題に関して、これから通常国会が始まるが、政策の実現と遂行のためには国民の信頼が不可欠だと指摘。自民党の政治刷新本部での検討も踏まえ、抜本的な再発防止策を急ぐべきだと語った。
山口代表は会議終了後、官邸で記者団の取材に応じ、政治資金規正法の改正の必要性について「法律があってもそれが守られなかった。自民党の党としての方針をまとめたにもかかわらず、それも守られなかった。再発を防止するためには厳しい法改正の措置が必要だ」と述べた。
自民党は16日、派閥の政治資金パーティー問題を受けて新設した政治刷新本部の会合を開き、派閥のあり方などを議論した。
引用元: ・岸田首相、政労使会議の開催表明 物価上昇を上回る賃上げ強調 [首都圏の虎★]
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