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米ソルトレイクシティ国際空港で飛行機に乗り遅れた男性が空港ターミナルの非常口ドアを突破、滑走路に飛び出た(画像は『New York Post 2024年1月15日付「New video shows final moments of disturbed passenger who died after climbing into Delta plane engine」(FOX 13 News)』のスクリーンショット)
アメリカの空港で今月1日、ある男性が飛行機のジェットエンジンに入り込んで死亡するというショッキングな事故が起きた。男性は飛行機に乗り遅れたことで非常口ドアを突破し、滑走路に飛び出た。米ニュースメディア『New York Post』が伝えている。
米ユタ州にあるソルトレイクシティ国際空港で現地時間1日の夜、同州パークシティに住むカイラー・エフィンガーさん(Kyler Efinger、30)が離陸前の飛行機のジェットエンジンに飛び込んで死亡した。米ニュースメディア『FOX 13 News』が同空港から入手した映像には、死の直前に不審な行動を取るカイラーさんの姿が映っていた。
ソルトレイクシティ警察によると、事故当日の午後9時52分頃に空港内のテナント責任者から「男性搭乗客が騒ぎを起こしている」と通報があったという。同メディアが公開した映像には、飛行機に乗り遅れたとみられるカイラーさんが、既に閉められた搭乗口ゲートに駆け寄り、無理やりドアを開けようとする様子も捉えられていた。
ドアを開けることができずにいたカイラーさんは、近くにいた空港職員と数秒ほど会話した後、今度は別の搭乗口ゲートへ行き、施錠されているドアを再び無理やり開けようとした。ドアが開かないことで癇癪を起こしたのか、彼は履いていたシューズでガラス窓を叩き割ろうとしていた。
しかしガラス窓がびくともしなかったことから、何を思いついたのかカイラーさんはそこから離れて非常口を蹴破り、階段で階下へ向かった。そして彼はそのまま滑走路に出て、離陸前のデルタ航空機エアバスA220-100へと一目散に駆けていき、最後はジェットエンジンの中に入り込んでしまったのだ。
カイラーさんは救急隊員によってジェットエンジンの中から出され、オピオイド拮抗薬の投与などの救命措置が取られたが、その場で死亡が確認された。米ニュースメディア『New York Post』によると、同機はサンフランシスコへと離陸する前に除氷作業を行っており、エンジンは停止していたと報告されていたが、のちにエンジンが稼働していたことが判明している。
また、カイラーさんの家族によると、彼は病気の祖父に会うためにコロラド州デンバーに向かおうとしていたそうだ。カイラーさんの父親ジャドさん(Judd)は息子について、精神的な問題から今回の事故が起こったと考えているという。
警察は現在、米連邦航空局と国家運輸安全委員会、そして米国運輸保安庁とともにカイラーさんが死に至った原因やセキュリティ違反がなかったかを調査中とのことだ。なお、カイラーさんの遺体は検視局に送られたが、今月15日の時点で死因は特定されていないという。
引用元: ・【ミンチよりもひでぇよ】飛行機に乗り遅れた男。滑走路走って追いかけジェットエンジンに吸い込まれる [866556825]
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