フルタイムで働く労働者の2023年の平均月給(残業代など除く)は31万8300円(前年比2・1%増)で、
過去最高となったことが、厚生労働省の賃金構造基本統計調査(速報)でわかった。
上昇率が2%を超えるのは1994年(同2・6%)以来、29年ぶり。物価高を受けた賃上げ機運の高まりなどが
背景にあるとみられる。
調査では、全国の約7万8000事業所を対象に、昨年6月時点の賃金を調べた。
年齢別にみると、20~24歳は22万4500円(同2・7%増)、65~69歳が27万100円(同4・9%増)で、
若年層と高齢世代で大幅に上昇した。一方、35~39歳は31万4600円(同0・7%増)、
40~44歳は33万8700円(同1・5%増)で、30歳~50歳代の伸び率はいずれも2%を下回った。
若年層や高齢世代の大幅な上昇について、厚労省の担当者は「人手不足を背景に、採用時に好条件を
提示する企業が増えていることや、定年延長が浸透し多くの企業で高齢者の雇用を継続していることなどが
要因ではないか」と話している。
引用元: ・日本の平均月給、31万8300円に上昇 厚労省調べ [123322212]
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