裏金の使い道を聞こうとすると激高しインタビューを遮る場面もあったが、その後、「大臣なるにはごますり必要」「『惜しい男を死なせたって』(と言わせたい)」などと本音を語ったーー。
谷川氏本人を直撃すべく、自宅近辺で待機していると…なんと、自宅にカメラを招き入れてくれた。
ジャケットは着用しているものの、足元ははだしでリラックスした様子でインタビューに臨んだ谷川氏。
22日の会見で伝えたいことは伝えられたか聞くと、「それは伝えることはなかなかできないよね。あのくらいでは」と穏やかに話し始めた。
ところが…、その後、番組ディレクターが裏金の使い道について質問したところ態度が急変、「そういうことならもうやめる!もういい。そういうことを聞くんだったら、もうそれは終わった話だから。それを聞きに来たんだったら、もうあなた帰ってくれ!」と席を立ってしまった。
大臣になるために必要なのは「ごますり」
派の重鎮として、第2次内閣では文部科学副大臣を務めた谷川氏。
裏金の使い道についての質問に一度は激怒したが、その後、落ち着き、こう本音を語り始めた。
「俺を(政治家として)殺して日本は損をした。俺はそう思ってるんだよ」
「派7期生で大臣になってないのは俺一人」
ーーなぜですか?
「(力を)つけたかったよ。それは郷里のためになるからね、力をつければ」
ーー政治家として力をつけるのは論客。集金能力があることが正しいのか?
「そう。俺の哲学だったけど、今は反省してますって」 「だから金なんか集めんでよかった。(大臣になるためには)ごますりがよかったんだよ、ごますり」
「徹底的にニコニコニコしてね。荷物を持ったりしてね。力のある人から好かれる人がよかった」
政治家としての生き方を、少し後悔しているような口ぶりの谷川氏はさらにこう続けた。
「これだけ努力した人間をね。なんか知らんけど血祭りにしてさ。きゃっきゃマスコミでたたいてさ。俺は今から2年半頑張って生きて、『惜しい男を死なせたって』(と言わせたい)。もう悪党呼ばわりされて終わりにしたくないからね。
ーー晩節を汚して終わるのは納得できる?
「納得できない!悔しくて本当に夜寝られんぐらい」
取材が終わり帰ろうとする番組ディレクターをわざわざ玄関の外まで見送った谷川氏。裏金の使い道については最後まで明かさなかったが、「ご苦労さん。申し訳ない。また遊びにきてください」と話す82歳の顔はとても穏やかだった。 (「Mr.サンデー」 1月28日放送より)
引用元: ・【独自直撃】谷川弥一氏(82)、本音語る 「大臣になるために必要なのはごますり、安倍派7期生で大臣になってないのは俺一人、力のある人から好かれる人がよかった」
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