https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/929a3bfa843506fecec7ca45196edf29eedd7d45
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2005年12月、AKB48は前田敦子や高橋みなみなど20人でスタートした。東京・秋葉原に常設のAKB48劇場を構え、「会いに行けるアイドル」をコンセプトとしていた。だが、そこからブレイクするまでには3年ほどの期間を要することになる。はじめて出場した2007年の『紅白歌合戦』も、特設された「アキバ枠」としてだった。
本格的なブレイクはCDセールスが10万枚を超えた2009年頃からだろう。はじめてCDシングルチャートで1位を獲得したのも、この年の10月に発表したメジャー14枚目の「RIVER」だった。そして翌2010年10月に「ヘビーローテーション」が大ヒットする。最盛期はこの頃から指原莉乃が総選挙で3連覇を果たした2017年頃くらいまでだ。
だが、この期間はポピュラー音楽の停滞・混乱期でもあった。産業的に右肩下がりのなか、CDに握手券などを封入する特典商法、いわゆる「AKB商法」でAKB48は存在感を高めていった。それを成立させたのは、オリコンが2018年末までCDのみのランキングを続けていたからでもある。ファンに複数枚購入をさせる〝推し活〟で、「音楽以外の価値」を強めていったのである。
AKB48は、硬直した音楽チャートを合法的に〝ハッキング〟して人気を拡大していった。
■年間シングル売上はコロナ前の87%減
だが2010年代中期からストリーミングサービスが浸透し、同時に複数の音楽メディアを複合したビルボードチャートが価値を高めることによって、AKB48の〝人気錬金術〟は徐々に機能不全となっていく。CD売上でチャートをハッキングできなくなったからだ。
さらにその後、指原莉乃や宮脇咲良など人気メンバーが離脱し(2018年)、メンバーがファンに暴行されるNGT48の不祥事が発覚(2019年)、そして新型コロナが直撃した(2020年)。この4つの要因によって急激にAKB48は弱体化した。11年連続で出場していた『紅白歌合戦』に落選したのも、2020年のことだった。
握手会を開くことができないコロナ禍では、1年半ものあいだCDシングルを発売できず、他の48グループのメンバーがAKBに加わることもなくなった。それによってCDシングルの初週販売枚数も、コロナ禍直前(2020年3月)は約117万枚だったが、コロナ禍移行はその3分の1の35万枚前後で推移している。しかも、発表頻度も2018年までは年4枚ペースだったが年2回となった。
CDシングルの初週販売枚数だけで年間の累計を比較すれば、2023年は2018年比で87.3%減(69.5万枚:543.1万枚)となる。CDシングル売上の9割近くが消えたことになる。
■このままだとメンバーは25人に
メンバーも減り続けてきた。最多だった2014年5月には139人もの正規メンバーがいたが、2021年1月には99人、2022年1月には83人、2023年1月に70人、そして現在は34人となった。最盛期よりも100人以上が減っている。
さらにここから柏木由紀など9人が卒業を予定しており、18人いる研究生の昇格がなければ25人にまで減ることになる。5つで構成されていたチーム制も2023年4月いっぱいで休止となった。
CDシングルの売上が9割減となり、メンバー数が3年で3分の1になったことを踏まえると、現状起きているのはやはりリストラと考えるのが妥当だろう。従来の規模を維持できなくなったのだと推察される。
AKB48が根本的に追い込まれた要因としてあげられるのは、やはりK-POPの存在だ。女性を中心とする多くの若者がK-POPに惹かれ続けているのはいまに始まったことではないが、それが一層強まったのはコロナ禍だった。K-POPは音楽でしっかりとファンに訴求し、グローバルマーケットを獲得していたからこそ、コンサートが開催できなくても大きなダメージにはならなかった。
対してAKB48をはじめとするJ-POPアイドルは、ドメスティックな空間でライブを軸とする生身の身体性の魅力を強める一方で、音楽をおろそかにしてきたことは否めない。音楽がグローバル化するなかで、一昔前のロックサウンドを続けるなど流行とは乖離した動きも続けてきた。国内においても、AKB48は2013年の「恋するフォーチュンクッキー」以降は一般に浸透するヒットを生めなかった。
※以下引用先で
引用元: ・【アイドル】99人→34人、メンバー激減のAKB48が向かう先 [征夷大将軍★]
ジャニーズや吉本と同じ
メンバーは減ったけどほとんどは不人気メンバー
本田仁美と柏木由紀がいなくなるのは痛いかもしれないが
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