https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2461436
https://youtu.be/ZTjem2vVmZQ
私たちの貴重な財産が 失われるかもしれない。 目を背けるわけにはいかない。 博物館が大ピンチです。
古文書などを食い荒らす厄介な害虫が館内に
札幌市厚別区にある北海道博物館です。普段は立ち入ることができない、博物館の裏側を見学する、人気の「バックヤードツアー」で、学芸員から衝撃の報告がありました。
北海道博物館 高橋佳久学芸員
「ウチの博物館でとても厄介な虫がいて、それが何かというと紙を食べる虫です」
貴重な古文書や紙の資料を食い荒らす害虫が、館内で見つかったというのです。
◆この記事の画像を見る
見学者
「生きがいいね これ…」
◆この記事の画像を見る
高橋佳久学芸員
「文字情報とか絵とかも消えてしまう。文化財の大きな毀損につながる」
博物館を害虫から守れ。
体長10ミリの虫と戦う、学芸員の奮闘を、もうひとホリします。
引用元: ・大好物は「紙」4年前に国内初確認の害虫「ニュウハクシミ」急拡大で博物館が大ピンチ [582792952]
「ニュウハクシミ」 体長は最大で10ミリほど、漢字で「紙魚」
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/gallery/2461436
北海道博物館は、資料およそ3000点を展示している道内最大規模の総合博物館です。
資料の保管を担当する、学芸員の高橋佳久さんを、いま悩ませているのが…
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/gallery/2461436
高橋佳久学芸員
「こんな感じですね。ここにあるちょっと銀色っぽく見える細長い虫ですね。最近館内で増えてしまっているニュウハクシミという昆虫の仲間でして」
「ニュウハクシミ」 体長は最大で10ミリほど、手の指の爪くらいの小ささです。
漢字では「紙の魚」と書くこの虫は、博物館にとって 最悪の厄介者だと言います。
紙が大好物…貴重な資料や写真を食い荒らす「文化財害虫」
高橋佳久学芸員
「館内で文化財を食べてしまうような害虫、おもに紙資料ですね。和紙、洋紙問わず、どちらも食べてしまう」
◆この記事の画像を見る
この虫の大好物は紙。古い書物や壁紙、写真など貴重な資料を食い荒らすことから「文化財害虫」と呼ばれています。 さらに…
高橋佳久学芸員
「繁殖力がとても強い、メスだけで数を増やすことができることが分かっているので…」
メスが、交尾せずに繁殖することができるため、わずか1匹の虫が、1年後には130匹、3年後には2万匹と、爆発的に増えるとされています。
外来種のニュウハクシミは4年前、国内で初確認。
去年には、19の都道府県の博物館や美術館で見つかるなど、生息域が急速に拡大していて、研究機関が注意を呼びかけています。
北海道博物館でも、4年前に初めて確認され、館内に100個以上の捕虫トラップを仕掛けていますが、撲滅には至っていません。
霧吹きでしぬけど
体長10ミリの虫と戦う学芸員 アイデアで博物館を守れ
貴重な道民の財産を守りたい… 高橋さんが出したアイディアが。
◆この記事の画像を見る
高橋佳久学芸員
「(これは何ですか?)シミがツルツルしたところを登れないっていう。下から登ろうとするとロッククライミングのような感じで、反り立ってるん ですよね。資料に シミがアクセスできないようにする」
◆この記事の画像を見る
住宅用の断熱材に ペットボトルの底を、4つ取り付けただけの装置。
高橋さんは長年の研究で、ニュウハクシミが、ガラスやプラスチックなど、表面がツルツルしたものが 苦手なことを突き止め、この装置を開発しました。
これを台にして、床と紙資料を離して保管することで、虫が上がって来られず食害を防ぐ仕組みです。
◆この記事の画像を見る
市販の安い材料で作ることで、全国の博物館でも取り入れやすくしました。
高橋さんは、この装置の開発で、若手研究者に贈られる科学賞を受賞。害虫と戦う、全国の施設で役立ててほしいと願っています。
◆この記事の画像を見る
高橋佳久学芸員
「文書資料や紙資料というのはやはり一点モノですから、その時代、その地域にあった歴史、そういったものが奪われてしまう可能性につながってしまうので、それを防ぐことは学芸員としてきちんとやっていく価値が十分にあるのではないかと
思っている」
コメント