■【動画で見る】「足を動くようにしてくれ。そうでないと死ぬ」両脚まひなどに今も苦しむ被害女性
赤穂市民病院の脳神経外科医だった男(47)は2020年1月、80歳の患者の女性の腰の骨の一部をドリルで削る手術をした際、適切な止血をせず視野が不十分なまま腰の骨をドリルで削り、神経の一部を誤って切断。
女性に全治不能の両脚のまひなど後遺症を負わせた罪に問われている。
■被告「基本的には認めます」「全治不能」両脚のまひなど後遺症負わせた罪問われ
今月9日の初公判で被告の男は「基本的には認めます」と述べ、弁護側は指導していた上司の医師にも責任があると主張した。
一方、検察側は冒頭陳述で、「上司の医師が促しても、止血措置を十分にとらなかった」と指摘していた。
上司の医師は被告の男とともに書類送検されたものの、検察が不起訴としている。
■被害女性「足を動くようにしてくれ。そうじゃなければ死ぬ」
被害者の女性は手術前、腰痛はあったものの、十分に歩くことができていた。
被害者の女性:痛い!
しかし、手術後には激しい痛みが続いたほか、両脚のまひや尿意や便意が感じられなくなる障害に今も苦しんでいる。
女性患者の家族:死にたいっていうふうな、『もうこの痛みを治してくれ。足を動くようにしてくれ。そうじゃなければ死ぬ』っていうふうなことを言ってました。
女性患者の家族:普通手術って終わったら、手術前よりも良くなってるようなものなのに、『なんでこんな足が動かないんだ』とか、そういうことに対して憤りとかも感じていた。
■法廷で被害女性の声流される「監獄に行って」
また初公判の日、法廷では被害者の女性が今の思いについて語る動画が流された。
被害女性(80):(被告を)同じ目にあわせてください。脚が痛いんですよ。夜中、寝られないんですよ。
被害女性(80):悔しいなあ。ホンマに悔しいわ。(被告には)監獄に行ってほしい。
■上司の責任主張「かける水多く吸引不十分」「ドリル変えたのは上司の指示」
そして12日に行われた被告人質問。
「1人の責任にされるのは納得がいかない」
被告の男は、黒のスーツ姿で証言台に立ち、はっきりとした口調でこう答えた。
そして弁護側の質問に対し、神経切断に至った原因について、手術で助手を務めた上司が患部の血を流すためにかけた水が多く、吸引も不十分だったため、視野が悪くなったと説明した。
さらに…
被告の男:スチールバー(よく削れるドリル)に変えたのは、上司の医師の指示。『そんなことをしていたら日が暮れる』と言われました。私に責任はあるが1人の責任にされるのは納得がいかない。
自らの責任も認めたうえで、指導医だった当時の上司にも責任はあると述べた。
■水かけたこと吸引不十分だったことは「直接原因とは別問題と考えてもらっても」
しかし、その後行われた検察側の質問では上司による吸引などの作業は神経切断とは別問題だと説明を一転。
被告の男:削ろうとしているところが見えればいい。(手術箇所は)血液がたまって見えにくかったかというと、違います。
検察側:水をかけることと吸引が不十分だったことはミスと関係ない?
被告の男:直接原因とは別問題と考えてもらっていいかもしれない
一方、ドリルを上司の指示で変えたことについては繰り返し主張した。
この医療ミスをめぐっては、民事裁判で病院側の過失が認められ、被告の男と赤穂市に対し、女性と家族にあわせておよそ8900万円の損害賠償の支払いを命じる判決が確定している。
また、この手術のほかにも被告の男がかかわった10件の手術で、患者の死亡や後遺症が確認されている。
引用元: ・【脳外科医竹田くん】赤穂市民病院医療過誤 被告医師「1人の責任は納得いかない」上司の措置など影響と主張も [Hitzeschleier★]
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