1日に発生したマグニチュード(M)7・6の能登半島地震と同等の規模の大地震が、能登半島北部では数千年間隔で繰り返し発生していた可能性があることが、産業技術総合研究所の分析で分かった。
約1万年前から現在までに、地殻変動で3回隆起していた能登半島北部の日本海沿岸が、今回も同様に隆起していたことから判明した。
産総研地質調査総合センターの宍倉正展・国内連携グループ長(古地震学)らが、令和2年に学術誌に発表した地形調査結果によると、能登半島北部沿岸一帯では、過去に少なくとも3回、段丘を形成するような大きな地殻変動があった。
一方、今回の能登半島地震を暫定的に解析した国土地理院の地殻変動データによると、石川県輪島市西部で最大4メートルの隆起がみられるなど、特に能登半島北側で大きな変動があった。宍倉氏らの地形調査結果と照らし合わせたところ、大きく隆起していた場所は、過去に活発に隆起していた場所とほぼ共通していた。
宍倉氏は「過去の調査では地質分析ができず、段丘の年代がはっきりしなかった。このため、沿岸の一帯にある段丘が同時に隆起したものかどうかを判別できなかった」としつつ、仮に全体が同時に隆起したと考えれば、今回の能登半島地震と同程度の規模の大地震は、能登半島周辺では「数千年スケールの発生間隔かもしれない」と指摘した。
引用元: ・【産業技術総合研究所の分析】能登半島地震 数千年間隔で発生の大地震の可能性
なにせ日本中が断層だらけなんだから
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