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小泉進次郎(衆議院議員)
2024年1月11日
中央公論編集部
環境大臣在任時の2020年に男性閣僚として初めて育休を取得し、昨年末に第二子が生まれたばかりの小泉氏が、自身の育児体験や人口減少問題への取り組みについて語る。
(『中央公論』2024年2月号より抜粋)
目次
01 二児の父になって
02 もっと「手抜き」ができる社会に
03 人口減少は世界共通の課題
――昨年11月20日、妻でフリーアナウンサーの滝川クリステルさんとの間に第二子となる女児が誕生しました。おめでとうございます。
ありがとうございます。高齢出産だったので心配でしたが、おかげさまで妻も子どもも元気です。
――2009年に衆議院議員に28歳で初当選された時は独身でしたが、19年に結婚、翌20年には第一子が生まれ、今や二児の父になられました。社会や政治の見方に変化はありましたか。
それはもう、変わりましたね。家族を持つ前には見えなかったものが本当によく見えてきました。
一番に感じたのは親への感謝。子どもと向き合って育児をする中で、「自分の親もこうやってくれていたんだろうな」と実感するようになりましたね。
二つ目に感じたのは、子どもに関わる仕事に就いている皆さんへの敬意と感謝です。私は妻の出産に2度とも立ち会いましたが、その時にお世話になった医療従事者や、幼稚園や保育園で子どもを見てくれている方々がそうです。私は1対1でもひいひい言っているのに、一人で何人もの世話をされているのは、もう考えられない。(笑)
私が環境大臣だった時に、非常に印象的だったことがありました。環境省の若手の職員から「大臣が育休を取れば私たちも取りやすいから」と背中を押されて取得したのですが、育休を終えて公務に戻ると、50代の男性職員から「大臣もオムツを替えるんですか?」と聞かれたんです。「いや当たり前じゃないですか、替えますよ」と答えたら、「え、うんちもですか?」と(笑)。そんなのどちらかしかないんだから、「当然じゃないですか」と言うと、その方は「自分は替えたことがないもので」とおっしゃっていた。
その時感じましたね。ああ、上の世代の方は子どもと一緒にいたくても、いられなかったんだろうな、と。育児は「今しかできない」とよく言われますが、私も実際に育休を取り、子どもとのかけがえのない時間を過ごしてその喜びを感じたことで、いっそう強くそう思うようになりました。
上の世代の頃は、男性育休という言葉すらなく、女性も取得するのが当たり前という世の中ではなかった。ようやく育休も一定の広がりを見せてきましたが、トップダウンでもっと変えていかなくてはいけないと思いましたね。
実は数日前に、私の番記者の一人に子どもが生まれました。彼には「どれだけ大事な政局になっても、絶対に出産には立ち会え。一生のことだから」と以前から言っていたんです。正直、今は政治部の記者にとって非常に大変な時期ですが、それでも彼は立ち会ったんですね。「さすがに心が揺らいだけど、立ち会って本当によかった」と感謝されました。
やはり、自分が実体験をもとに同世代や次の世代に語れるということは大きい。これは自分が結婚して子どもを持たなければ、分からなかったことでした。
もっと「手抜き」ができる社会に
――今回も育休を取る予定ですか?
第一子の時は大臣でしたが、今は一衆院議員の立場です。幸いなことに妻は産後も元気なので、今のところは自分なりの柔軟さを持ちながら、家に最もいてほしいと思われる時間帯にいるように意識しています。自分が取れる時に取るのではなく、夫婦で話し合って取ってほしいと思われる時に取ること。それが育休の正解な気がしますね。
うちは二人目なので、一人目が幼稚園から帰ってきて、二人の子どもを同時に見なくてはいけない時間帯が一番きついんですよね。あとうちは15歳になる犬も飼っていて、今はオムツをしている。親の介護と子どもの育児とのダブルケアでとても大変な方がいますが、我が家は子どもと老犬のダブルケア。だから、夜の予定を極力入れないようにしています。あとは朝に上の子どもを幼稚園に送るのは私の役割なので、朝8時から始まる自民党の会議にもあまり出ていません。
(略)
(続きは『中央公論』2024年2月号で)
※全文はソースで。
引用元: ・小泉進次郎氏 父として、政治家として [少考さん★]
さっさと引退しろ
失礼じゃない?
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