◆「帝国」萩生田光一氏も裏金事件の渦中に
「公明も全面協力してくれたし、普通は楽勝の選挙。自民支援者の中にも『裏金問題は許せない』と思う人もいたのではないか」
投開票から一夜明けた22日、ある自民都議は苦しかった選挙戦を振り返った。
多摩地域最大の人口56万人を抱える八王子市は、伝統的に保守が強く、公明党支持者も少なくない。市長の引退表明を受け、自公は元都局長の初宿氏を擁立。「絶対に落とせない」(公明関係者)と臨んだが、告示を間近に控えた昨年末、裏金事件で東京地検特捜部が強制捜査に着手した。選挙戦最終盤の1月19日には派の会計責任者らが起訴された。同派実力者の萩生田氏は立件対象にはならなかったものの、東京地検特捜部の事情聴取を受けるなど事件の渦中にあった。
◆裏金でヤジ「こんな選挙戦は初めて」
有権者の反応は厳しく、選挙戦で「裏金はどうなってるんだ」とヤジを浴びることも。立憲民主や共産の支持を受けた滝田泰彦氏が先行しているとの情報も上がり「こんな選挙戦は初めて」(自民関係者)と陣営の危機感は募る一方だった。
そんな中、終盤戦の19日夕に応援演説に入ったのが小池知事だった。
◆当初は応援予定なし「ようやく来てくれた」
初宿陣営は早い段階から小池氏に支援を依頼。しかし、滝田氏と両角穣氏は小池氏が特別顧問を務める都民ファーストの会の元都議。また複数の都幹部は、小池氏と元都幹部の初宿氏の関係はそれほど近くなかったとみている。
都政関係者によると、こうした状況の下で小池氏は当初初宿陣営を応援する予定はなかった。しかし滝田氏が共産などの支持を受けたことで応援を決めたという。JR八王子駅前でマイクを握った小池氏は、自身の政策をアピールする一方「1票でも足りないと市長になれない」と声を張り上げ、陣営幹部を「ようやく来てくれた」と喜ばせた。
初宿陣営にとっては、滝田、両角両陣営に票が分散したことが有利に働いた。自民関係者は「両角氏のおかげだ」と安堵(あんど)の表情。一方で、終盤での小池氏の援軍が「起死回生」(陣営関係者)になったと見る向きも少なくない。
◆どうなる?都知事選 「同じ方向を向いてきている」
都知事選の告示は5カ月後。小池氏は態度を表明していないが、関係者の大半は3選出馬を有力視する。小池氏が初当選した2016年の都知事選で擁立した対抗馬が敗れ、前回の20年は自主投票だった自民都連は次期知事選への対応はまだ何も決めていないというが、ある都議は「知事と同じ方向を向いてきているのは事実だ」と語った。
朝日新聞 2024年1月23日 06時00分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/304443
引用元: ・「小池効果」?それとも「両角氏のおかげ」?八王子市長選の舞台裏 自民「普通は楽勝」だったはずなのに [蚤の市★]
他がよっぽど酷かったのか
萩生田がゲロったからしやけも江東区長柿沢コースな気がするけどね
コメント