◆文法も単語もすべてオリジナル
「現代標準エウェル語文法」と題された謎めいた文法書。「エウェル王国」という国の公用語の基礎が、こと細かく説明されている。英語の「I」に当たる一人称単数は「si」。二人称単数は親しい相手と目上の相手で異なり、それぞれ「po」「ghe」となる。動詞は不規則活用するものが一つ、規則活用のグループが二つある。
このエウェル語の生みの親は、練馬区の中学2年、須川宗一郎さん(13)。昨年初めから作り始め、秋に基礎的な文法書を完成させた。フィンランド語やトルコ語など実在する言語の影響を受けてはいるが、文法も単語もすべてオリジナルだ。
最大のこだわりは、不合理にも見える複雑な文法だという。例えば、ある動詞グループでは、活用する際に最終子音が変化する。同じ人工言語でも、学びやすく例外を排したエスペラントのようにしなかったのは、自然に成立した言葉の特徴を持たせたかったから。「人間社会で自然に発生した言葉は、エスペラントのようにシンプルにはならない。合理的でない言葉の方が僕は好きです」
東京新聞(一部有料) 2025年1月15日 12時00分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/379152
引用元: ・【東京新聞】世界の創造主は中学2年生、交易が盛んな架空王国の公用語「エウェル語」考案 将来の壮大すぎる目標は [おっさん友の会★]
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