植田総裁は2025年の金融政策運営について「経済・物価情勢の改善が進んでいくのであれば、日銀としてはそれに応じて政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していく」と強調した。賃上げについて「年初に各界の方々のご発言や支店長会議で聞いた全国の状況は前向きな話が多かった」との認識を示した。
利上げのタイミングは「経済・物価情勢次第」としたが、「米国の(トランプ)新政権の経済政策を巡る状況、春季労使交渉に向けたモメンタムは重要と思う」と加えた。1月会合でとりまとめる最新の経済・物価見通しをもとに、利上げを議論し判断する方針を示した。
氷見野副総裁は14日、経済界関係者らが出席する金融経済懇談会の講演で、日銀が利上げ判断で重視する賃上げについて「2024年度に続き強い結果を期待できる」との認識を示した。経済・物価情勢は「おおむね見通しに沿って進んでいる」と説明した。
1月20日には共和党のトランプ氏が米大統領に就任する。氷見野副総裁は「就任演説で政策の大きな方向は示されるのではないか」と述べた。日銀はトランプ氏就任後の市場の反応なども注視する構えだ。
日本経済新聞 2025年1月15日 13:38 (2025年1月15日 13:56更新)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB154UQ0V10C25A1000000/
引用元: ・植田日銀総裁、1月会合「利上げするか議論し判断」 [蚤の市★]
いま物価高なのはアメリカや欧州などがコロナ禍の補助金をやりすぎて
異常なインフレになっているのが日本にまで波及しているせい。
日本以外の要因が原因なので日本だけではインフレは止められない。
輸入大国日本の物価は輸入物価に引きずられいずれ物価は最終的に一点に収束していくが、
(欧米と同じような物価に収まるが)
それに至るまでに上からアプローチするか下からアプローチするかでしかない。
日本はデフレで欧米に比べて物価上昇が抑制的だっただけで、
トータルでの物価上昇率では欧米には届いていない。
そしていま円安なのはアメリカが自国のインフレを退治しようと金利を上げ、
その金利高を受けてドルが買われているから。
アメリカのインフレが収まればアメリカも利下げに転じ円安は解消される。
デフレの日本が金利を上げれば、消費減速による不景気と物価上昇のダブルパンチを浴びるだけ。
コメント