「右の人が入る法案許せるか」発言に坂井担当相「多様性確保の選考方法との評価」学術会議
2025/5/9 19:07
日本学術会議を国の特別機関から特殊法人に移行する法案を可決した9日の衆院内閣委員会。日本維新の会の三木圭恵氏は4月の同会議総会で法案について
「これまでとは違う人が入ってくる。右に立っている人が入ってくる状態を許していいのか」と述べた会員の発言に苦言を呈した。
「左派であろうと右派であろうといろいろな人が入って学術を究明していくことが必要だ」と強調した。
発言を巡っては7日の同委で学術会議について「一定の政治的考えを持つ人を排除していたとの疑念が生じる」(自民党の平沼正二郎衆院議員)などと疑問視する声が上がり、
北海道大の宇山智彦教授が8日、フェイスブック(FB)で自身の発言だと明らかにした。
宇山氏はFBで「学術会議の法人化を中心的に唱えてきたのは、日本会議や統一教会とつながりのある政治家たちであり、その人々が自分たちと同じ政治的立場を持つ人を
学術会議の会員にしようと考えていても全くおかしくない」などと主張した。
法案を所管する坂井学内閣府特命担当相は、宇山氏の発言について「今までは右に立つ人が(学術会議の会員に)入っていなかったが、今後入ってくる認識を持っているからだと思う」と指摘。
その上で「法案で議論している選考方式が、この人がいうような右側に立つ人だけではなく幅広くダイバーシティーを確保するもので、いろいろな人が入ってくる。適切な選考方法だと評価されていることかと思う」と語った。
https://www.sankei.com/article/20250509-UBMKTBTAWRE6JOBJ3N67OOMDZI/
引用元: ・共産党と連携するのはよくても「右派は統一教会!日本会議!」会員の多様性を否定する左派学者たち [158879285]
また、法案を巡っては今年2月に広渡清吾氏ら学術会議の歴代6会長が石破茂首相に撤回を求める共同声明を明らかにしている。
会長退任後の広渡氏は、平成29年の衆院選で共産党の機関紙やユーチューブチャンネルなどに登場し野党統一候補を応援した経緯があり、三木氏は
「声明に『共産党と一緒に統一候補を掲げて戦う』という人の名前を載せてしまうこと自体、学術会議の自浄能力の限界を感じる。(共同声明に)広渡氏の名前を消した方がいいと思う」と指摘した。
坂井氏は、共同声明の政治的中立性を問われ、「なかなか難しい。政治的勢力から独立して学術的な活動していただくのが望ましい」と述べ、
「(法案が成立すれば)党派的な主張を繰り返す会員は、学術会議は解任できる。どのような場合が該当するかは学術会議で判断されるべき」とメリットを挙げた。
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